琵琶湖の畔にある自然とのマッチングが素晴らしい公園は、地元の人か、知る人ぞ知る穴場の彦根湖岸緑地公園 (ドローン空撮・4k動画)
私は滋賀県民として日本一大きな琵琶湖の素晴らしさを発信している一人です。その琵琶湖のことを県民はマザーレイクとも呼び愛着はひとしお高いです。
数ある中でもその素晴らしさの一つが、美しい琵琶湖の傍にあり大自然に囲まれた何とも贅沢な湖岸緑地公園です。その数は多く、日本最大の琵琶湖の湖岸沿いに55箇所も整備されているそうです。
湖岸緑地公園は、琵琶湖総合開発計画の中で位置づけられて整備されてきました。日本最大の湖である琵琶湖周辺の自然保全やレクリエーション利用増進を図るために整備された、湖の周辺に点在する都市公園なのです。
どの公園も人工的な構造物は少なく、琵琶湖の景観に溶け込んだというか、琵琶湖と一体感のある素晴らしい公園なのです。
今回は、そのひとつ彦根市大薮町地先にある彦根浄水場付近にある湖岸の公園湖岸緑地公園とそこから見える多景島をドローンで空撮した映像を投稿します。
いつもよく通っている湖岸道路からはこの公園を見ることはできません。また、公園の案内看板もなく、駐車場すらありません。
なので、地元の人か、知る人ぞ知る穴場の湖岸緑地公園なのです。この公園に行くために、離れた場所に車を止めて、しばらく歩きます。
そして、公園の入り口らしき所に着くと、目の前には雄大なびわ湖、湖上にはうっすらと多景島が霞んでいるのが目に飛び込んできます。
そして長く続く松並木のある砂浜。また、湖岸沿いには遊歩道が整備されており、ところどころベンチが置かれている憩いの空間が広がっている素晴らしき公園があるのです。
ここから遠くに見える多景島は、島を眺める方向により多様な島影をみせるところから島名が付けられたと言われています。
彦根市街地の沖合い約6.5kmに浮かぶこの島は、周囲600mあり、古く弥生時代から島そのものが御神体として崇められてきました。
本当はその島をドローンで旋回して撮影したかったのですが、さすがに湖岸から島までの距離は遠く、今回はその半分くらいの位置からズームレンズで撮影するのがやっとでした。
ネットで詳しく多景島を調べると、島全体が花崗岩で形成されており、元は島内に竹が多く自生していることから「竹島」と言われていたそうです。
その後、江戸時代に荒神山から土を運び植林され、木が成育すると島を眺める方向によって多様な景色に見えることから多景島と呼ばれるようになったとの記載がありました。
また、島には1655年に長浜・妙法寺の僧「慈雲院日靖上人」が島内に日蓮宗見塔寺を開山され、今に至っているとのこと。
私の一押しのこの公園は、湖岸道路という幹線道路から見えず、案内看板もなく、駐車場もないので、地元の人以外は普段は誰もいかな場所にある湖岸緑地公園です。
しかし、行ってみる価値は十分にあります。少し歩くことを我慢すれば、その先には素晴らしい公園と風景が待っていてくれます。ぜひ行ってみてください。