沿岸に浮かぶ阿武町のシンボル「鹿島」は、仲良く並ぶ様子から夫婦島とも呼ばれ、「海上の守り神」として崇拝!(ドローン空撮・4k動画
昨年、ドローン県外遠征に行ったときに立ち寄った山口県の海岸から見る素晴らしい景色を今回投稿します。
場所は山口県阿武郡阿武町奈古地先の日本海に面する奈古湾の景色です。海岸沿いの道路を走っていると、仲良く並ぶ大小ふたつの島が目に飛び込んできました。
その島のすぐ近くには道の駅があり、立ち寄りドローンを飛ばし撮影した映像を今回投稿します。
その島は、沿岸に浮かぶ阿武町のシンボル「鹿島」でした。仲良く並ぶ様子から夫婦島とも呼ばれ、男鹿島と女鹿島と呼ばれています。
また、駅内には幸せのモニュメントタワーがあり、向こうに見える夫婦島に向かって鐘を鳴らす恋愛パワースポットとなっています。
鹿島は古くから「海上の守り神」として地元の人々に信仰されてきました。島には「鹿島神社」が鎮座し、航海安全や豊漁を祈願する場所となっています。
伝説によると、鹿の姿をした神がこの島に現れたことが「鹿島」の名前の由来とも言われています。
昔からこの2つの島は、「男女一対」=夫婦に見立てられ、縁結びや夫婦円満の象徴とされてきました。
奈古漁港のところに假嶋神社という神社があります。参拝したことはありませんが船山車など祭礼もあるようです。地元では、この假嶋神社をかしま神社と呼んでおり、「鹿島」に縁があると思われます。
「鹿島神社」の祭神がこの夫婦島とも関係しているという説もあり、神聖な場所として扱われています。
男鹿島は、比較的大きく、しっかりとした岩礁で、ごつごつした形状から“男性的”です。女鹿島は、男鹿島より小さく、滑らかな岩肌が“女性的”な印象で男鹿島と向かい合うように配置されています。
そして、2島の間の距離は近く、満潮時にはわずかに離れ、干潮時には歩いて渡れることもあると言われています。
奈古湾の人々は昔、夫婦島の男鹿島に祀られているご神体を礼拝に行くには不便だったろうと推測できます。ネットで書いてあったのですが、日々参拝に行くために陸地に假嶋神社を祀ったらしいです。
假嶋神社の假は、仮の旧字体で、まさしく「仮の・・・」という意味からも推測されますね。