京都の「天橋立」にちなんで名付けられた山口県の「波の橋立」も美しい砂州は、必見!(ドローン空撮・4k動画)
誰もが知る日本三景の一つ「天橋立」は超有名なのですが、「波の橋立」をご存じの方はほとんどおられないと思います。
波の橋立は、山口県長門市仙崎に位置する自然が創り出した美しい砂州です。今回はここにターゲットを当ててドローン空撮動画を投稿します。
「波の橋立」という名称は、かつてクロマツの林が青海湖の湖面に美しい影を映していたことから、京都の「天橋立」にちなんで名付けられたとされています 。
この景勝地は、童謡詩人・金子みすゞが詩に詠んだ「仙崎八景」の一つとしても知られています 。
日本海の潮流によって礫や砂が直線状に堆積し、長さ長さ約1.2kmで幅約50mの細長い地形が形成されました。外海(深川湾)と青海湖(おうみこ)を隔てる砂州で、この砂州にはクロマツの林が広がり、まるで天橋立を彷彿されるような景観が造り出されています。
青海湖はもともと入江でしたが、仙崎市街方面へと流れる沿岸流で砂礫が運ばれ、砂州が成長して、湾の入口を塞いだものです。
この砂州によって囲まれた青海湖は外海と完全に断絶されるため、淡水湖になっていて、その水は農業などにも利用されています。また、クロマツの林は防風や防潮の役目も果たしています。
また、この湖は山口県内で最大の淡水湖であり、農業用水として利用されるほか、冬季には多くのカモ類が渡来し、釣りスポットとしても人気があります。
深川湾側には,波の侵食を防ぐための多数の低い突堤が櫛の歯状に設けられているのが気になりましたが、「波の橋立」は、青海島の自然豊かな景観の中にあり、訪れる人々に静寂と美しさを提供しています。
周辺には青海湖や青海島自然研究路などの観光スポットもあり、自然散策や写真撮影に適した場所ですよ。